2016_03
06
(Sun)12:52

鴨川食堂

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京都、東本願寺近くにある鴨川食堂は、元刑事の父とその娘が二人で切り盛りしている小さな食堂。
地元の人たちが足繁く通う反面、時折いちげんさんが迷いつつこの店にたどり着く。
この店の、もうひとつの顔。「鴨川探偵事務所」を目指して。

つい先日まで、NHKのBSプレミアムでドラマが放送されていました。
番宣を見て面白そうだなと思い、毎週録画して見ていたんですが…これがホントに予想以上に良いドラマで。
探偵事務所というと、何だかミステリーや推理ドラマや刑事ドラマを思い浮かべるじゃないですか。
でも、この鴨川探偵事務所は人を捜すわけじゃなく、事件を追いかけて解決するわけでもない。
探すのは、その人の思い出の味。
子どもの頃味わった懐かしい味を、もう一度食べてみたい。
諸々の理由で、依頼者はこの探偵事務所を訪れます。
娘のこいしが依頼者から料理の味やイメージ、思い出話を聞き出して、それを料理人であり元刑事の父・流が推理を働かせて依頼者の前で再現し食べてもらう。

忙しかった母が小さい頃に作ってくれた、チャーハン。
仕事で疲れて帰って来た自分に、亡き妻が作ってくれた鍋焼きうどん。
小さい頃に、父が毎日毎日作ってくれたのり弁。
依頼するメニューは、どこにでもある誰でも食べたことのあるようなものばかり。
でも、みんなそれぞれ違いがある。
ちょっと酸味があった。苦みがあった。赤いものが混ぜ込んであった…etc。
その人にしか分からない特徴を手がかりに、縁の場所を訪ね聞き込みを繰り返し、やがて依頼者が思い描いた味が再現される。
すると、その過程で色々なことが分かって来る。
一見簡単で普通の献立だけど、作ってくれたその人がどんなに心を込めて、それらを作ってくれていたのか。
どこにでもある料理だけど、その味は唯一無二。
確かにそうですよね。自分で作れるようなものほど、その人の個性が出て来ます。
カレーやチャーハンにしても、好みの具が違えば別物になりますし、同じ味にはならない。
食べる人のことを考えて、目に見えない心配りやこだわりを詰め込んで作られている。
それを知ることで閉ざされていた心の何かが開き、ある依頼者は両親との確執が溶け、ある依頼者は亡き人との過去を封印して新しい生活を始める。
思い出の味の再現は、いわばリセット食でしょうかね。
一度振り返って、気持ちを整理して一歩踏み出すための。

とても優しくて、ほっこりするお話ばかり。
食堂で出されるお料理は依頼者のメニューの他にも、本格的な小鉢やおばんざいのような家庭的なものまで色々出てきます。どれもこれも美味しそう…v
グルメ小説(ドラマ)と思ってしまいそうですが、料理をメインにした人情物語です。
日曜の午後10時。休日最後の夜に見るにはぴったりの、ゆったり心あたたまるドラマでした。
どうしても視聴者の意識が大河や朝ドラに席巻されてしまう中、派手さはないかもしれませんが良作でした。
そういうわけで、原作本も買ってしまいました。
ドラマ化本をすぐに買うって滅多にやらないんですが(あまのじゃくだからw)、他の話も読んでみたかったし、何よりドラマが終わってしまって寂しかったので(笑)。
もう一冊、最近発売された文庫書き下ろしがあるのですけど、ここの書店になかったんで後で購入予定。
映像化していない作品はまだ数本あるから、あと1クールくらい出来そうな気がするんですけど…。
どうかなー、是非お願いしたいです。
2014_04
11
(Fri)14:26

届いた\(*^▽^*)ノ

本日発売。
密林に予約していたら、ちゃんと今日届きました。
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今日、これを手に取ることが出来て、個人的にとても幸せです(* ̄∇ ̄*)
2013_09
08
(Sun)23:20

メロディ

わーわーわー!!!初めてTOPにスポンサー広告が出てしまったΣ(゚□゚ノ)ノ
特に何も書くことがなかったので、すっかり放置になってました。
日頃からそれほどたいしたことを書いてませんので、更新なくても何てことのないブログだとは思うのですが、個人的にスポンサー広告が表示しっぱなしは避けたいもので、何かないかな〜と周囲を見渡してみました(笑)。

そうそう(と思い出す)。
前号、今号と、久々に漫画雑誌を続けて買っています。
白泉社の……LaLaじゃないです。花とゆめ…でもありません。「メロディ」です。
元々「花咲け」とか「陰陽師」とか「花花」とか「Pパイレーツ」とか、コミックスで読み続けている作品が掲載されているので馴染みのある雑誌ではあるんですけれど、本誌を買うことは殆どありませんでした。
「メロディ」に限らずですが、どうしても雑誌はかさばって邪魔になってしまうし…。
大人になってからは、好きな作品だけをまとめて一気に読める方が楽、という感じでコミックス派になってしまいましたね(続きが楽しみでたまらん!という作品がいくつもあれば良いんですが…)
子どもの頃に漫画雑誌を買っていたときは、好きな作品を読むのと同時に、毎月の付録がとても楽しみでした。
最近では女性雑誌も付録付きが普通な感じになっていますし、やっぱり女性はおまけに弱いのか?とw

で、私がここ最近「メロディ」を買っているのも付録目当てでーすwwww
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(注)そのままじゃアレかなと思ったので、画像は一応セピアに加工してみました…

前号の8月号の付録は、川原泉先生、清水玲子先生、山口美由紀先生のB5カラーイラストカードのセット。
山口美由紀先生、ずっと大好きなんですよ!
可愛くってふわふわしてて、優しいパステルカラーの絵本のようなカラー。
明るいファンタジックな話も好きだけど、しっとりした優しいお話も本当に大好き。
清水玲子先生のカラーは…もう、見ているだけで土下座レベル(笑)。
もしも原画を見る機会があったら、その場で卒倒しそうだwwwため息しか出ない美麗さ〜!
川原泉先生は作品に魅力がありますよね。ストーリーの発想とか捕らえ方とか、他人には絶対マネ出来ない感じ。今時の少女漫画家さんというよりも、24年組の大御所の先生方に近いレベルの作家さんが気がします。シンプルで繊細でデリケートな可愛い絵柄からは、なかなか想像しがたい(笑)。

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2011_05
05
(Thu)03:07

百姓貴族

久々に、読んだ本の話~。
先日、別口で欲しい本があって、店頭で見当たらなかったのでオンラインで注文したのですが、その際にもう一冊ということで、以前からちょっと気になっていたコレを頼みました。


ハガレン作者の荒川弘先生のエッセイマンガです。
結構前に発売されていたので、読まれている方も多いんじゃないかと思うのですが。
先日たまたま小学館のサイトを見ていたとき、荒川先生が今回の震災についてコメントを書かれていたんです。
で、まあ震災について励ましのメッセージを書かれている方々は、たくさん他にもいらっしゃったんですけれど、荒川先生の場合、現在サンデーで連載している作品の内容もあると思いますが、風評被害についてのこともちらっと触れていたんですよ。
「ああ、そういえば荒川先生って、ご実家が農家だったんだっけ…」と思い出し、「そういえばエッセイマンガ書かれていたっけなあ」ということで、今回買って読んでみたのでした。

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2010_11
14
(Sun)20:18

5年…待ちました。


発売日に買いに行きましたよ!
しかも、我慢できなくてわざわざお昼休みに、一番近くの本屋まで車を走らせてまで!

だって…続きをどれだけ待ったと思いますか。
5年ですよ5年!!まるで十二国記状態ですよ!
(…小野主上、あのー…今年は…書かないんですかー…(´д`) )

5年前の5巻が出たとき、あり得ないような突然の休載に、呆然としたわけなのですが…。
でも、まさか続きが読めるとは思ってませんでしたよ!
携帯コミックのマッグガーデンで、連載再開というのは聞いていたのですけど、どうしてもあの小さな画面で漫画を見るのはしっくり来なくて、「いつか本になってくれたらなあ」と思ってました。
それが実現しましたよぉぉ!!!じっとしてられるかー!

新選組を扱うコミックは、いろいろと読んではみました。
でも、やっぱり「ピスメ」以上に好きになれるものはなくて。
たくさんのメディアが描く新選組は、それぞれに魅力があるものなのでしょうが、私にとっての理想の新選組像は、この「ピスメ」と大河の「新選組!!」の彼らです。
だからこそ5年前、唐突に途切れてしまった続き…寂しくなりましたよ。
ええもう、だってアニメまで全部見てたんですもの。深夜なのにリアルタイムで!
DVDだって集めましたよ!中古で…ですけど
アニメの第一話で、池田屋のシーンが描かれるのですけれど、あの池田屋シーンは今まで見た映像の中で一番大好きな池田屋騒動の映像です。
それくらい大好きな作品だったのでした。

で、家に帰ってきて5年振りに読んだ「ピスメ」。
途切れたままだった、油小路の事件。
意外にも5年振りだというのに、黒乃さんのピスメキャラは全然あの頃と変わっていなくて、本当にそのまま時間が動き出した……って感じでした。
しかし、本当にあの頃と絵が変わらないのはびっくり。
その間に別の作品を描いていたのだから、普通ならどこか絵が揺らいだり別の作品寄りに変化がありそうなものですが、全然違和感なし。
本当に上手いんだなあ…。そして、画面構成もカッコイイ。
少年漫画ほどのごつさはないけれど、少女漫画ほど繊細過ぎない。
何より、黒と白のコントラストが美しくて、迫力もあって…上手いなー、ホントに。
それでいてどこか色気があるから、ううむ…。
素敵な絵を描かれる方だ。
(でもあくまで個人的な好みですが、中表紙の三人のカラー口絵は、CG着色より手書きが良かったなーとか思ったり。手書きのカラー絵も格好良かったから…)

そして、このあとはネタバレ感想です。

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