2015_07
07
(Tue)23:56

GIRLS BRAVO!!

久々にサッカーの話。
日曜日に、とても楽しいイベントに参加して来たので、それについて書こうかと思いましたけど、やっぱり先にこれを書いておこうかと。

なでしこさん、今回のW杯は準優勝という結果になりました。
あくまで競技である以上、頂点でなくては意味がないのかもしれません。
それでも今回のなでしこさんたちの戦いは、サッカーに一喜一憂する楽しさを思い出させてくれました。

昔は男子代表の試合でも、そんな試合が多かった。
攻めるシーンではこちらも身を乗り出し、攻められるシーンではハラハラドキドキして。
ゴールが入ったら拳を掲げて「よっしゃー!」って天を仰いだ。
スタジアムではなくテレビを通してでも、試合の熱がそのまま伝わって来た。
でも、いつからだろう。そんな熱を感じられなくなった。
以前から比べれば成績もまあ良くなったし、選手の質も高くなっている。だからもちろんプレーも上手くなっている。
だけど…何か以前のように気持ちが盛り上がらない。
変にプレーが上手くなってしまって、選手やチームの情熱みたいなものが見えなくなってしまったような。
上手くやろう、綺麗にゴールを狙おう、そういうのに縛られている気がする。
決してそれは悪いことではないし、そりゃあ綺麗なセットプレーも見ていて楽しくはある。
だけど、それが全面に出過ぎてしまうと…根本的な、基本的な一番大切なことが薄らいで見えてしまうのも事実。
次の話題にも繋がる話ですが、Jリーグが発足した頃、あのドーハの悲劇があった頃。
当時の代表選手はホントにがむしゃらで、得点するためならどんなプレーでもやってやる!いう強さが滲み出ていた。
W杯というのは日本のサッカー界にとって夢であって、それを叶えなければならないことだった。
本当に真剣勝負だった。だから面白かった。目を離せなかった。
一緒に戦っている気がした。
だから、あの悲劇の瞬間は20年以上経った今でもはっきりと覚えている。

ここ最近は代表の試合を見ても、あんな感覚は沸き上がってこない。
せいぜい日韓大会の時が最後。南ア大会での好成績には一喜一憂したけれど、あの頃とは比べものにならない。
ブラジル大会なんてもってのほか。先日の最終予選の試合なんて、ブーイングする気さえ私は起きなかった。
そんな中、今回のなでしこさんたちの戦いはまったく正反対だった。
試合を重ねていくうちに、どんどんチームのコンディションが上昇していくのが目に見えて分かる。
運を引き寄せてくる力強さ、若手とベテランの垣根を越えたチームワークの強さ。
ボールを持っている選手を見るのでなく、ボールの行方をみんなが見ている。その視野の中に選手がいる。
だから、選手からボールが離れた瞬間にも対応出来た。オランダ戦の阪口さんのゴールは、その典型。
そう、こういう試合を見たかった。熱を感じる真っすぐなプレーを見たかった。

首位というものは、奪還するよりも死守する方が苦しいと思う。
何故なら首位に立ったとたん、他のすべてのチームから標的にされるのだから。
1:99の戦いになる。99が狙って来る。その中で王座に居座るのは本当に困難だ。
でも、これまで圧倒的にアメリカに負けているとはいえ、その王座を頂点で奪ったことは記録として残っているのだから、今後首位奪還出来る可能性はゼロではないはず。
そしてそのアメリカと、ギリギリまで戦い合える位置にいることも忘れちゃいけない。
今回のW杯、ベテラン勢に囲まれながら岩渕ちゃんのような若い世代の選手が、この大舞台で結果を残した。
最終結果が準優勝であろうとも、この経験は次世代のなでしこを率いる彼女たちにとって強い自信になったはず。
これはきっと、サッカーの神様が与えた彼女たちへの宿題。
若いあなたたちにもこの場で堂々と戦える力があるのだから、もっと高みを目指しなさいという課題だと思います。
ベテランから若手への、これから始まる新しいなでしこへのタスキ。
それを受け取った彼女たちが、次の4年後に向けて更に走り続けてくれると信じています。

本当に楽しい試合ばかりでした。本当にカッコ良かった。
彼女たちに敬意を!GIRLS BRAVO!!