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さて、京都も2日目。
前日はkokoさんと楽しい一日を過ごしましたが、今日は例年通りの一人旅。
お天気はまあまあ。少し青空が雲間から見える感じ。
取り敢えず折りたたみ傘があれば、何とかなりそうなお天気で一安心。
去年は、朝起きてホテルの窓を開けたら、屋根が真っ白に染まってたんだよな~…
朝ごはんは簡単に、夕べホテルのショップで買っておいた、パンとサラダとジュース。
ついでにデザートとしてヨーグルトも食べて、支度を済ませてから部屋を出たのは…9時半くらい。

まず、散策に出掛ける前に…ISETANの地下と駅のお土産菓子コーナーで買い物。
私的なお土産を、ここでごっそり購入。
あらかじめ頼まれたものもあれば、個人的にコレと考えていた友人へのお土産など…いろいろ。
両手に山ほど買い物袋を抱え、宅配コーナーでまとめてもらい、一気に自宅へ発送。
これでお土産はすべて完了!
いよいよ2日目の旅に出発です。
まずはバスで四条大宮へ。
四条大宮からバスを乗り換えて、行く先は「鷹峯」。
目的地は「源光庵」という禅寺です。
以前から行きたいと思っていたお寺でしたが、ちょっと中心部から北へ上がったところなので、どれくらい移動時間が掛かるか検討が着かず、今まで未踏だったお寺です。
バスも路線は1本。本数も1時間に2~3本と少なくて。京都駅近くからだと、四条大宮まで出ないとバスがありません。
それでも、やっぱり一度は行ってみたくて…今回ついに出掛けることに。

幸いバスは「鷹峯源光庵前」という、ほぼ目の前に停まるバス停があり、そこからすぐにお寺に着きます。
辺りは細い道が通っているだけで、静かな住宅街。
でも、山を少し上がった高台なので、空気が澄んでいてすごく気持ちの良い静かな場所。
観光客もまばらで、お天気もそこそこ良くて。
北山の景色が借景にもなるように、山の景色が遠く望めて…ここにいるだけで心が洗われる!

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禅寺なので、華やかな雰囲気はあまりないです。
その代わりに、素朴で無駄がなくて、自然との調和が整っている、そんな感じ。
受付の方やご住職も穏やかで、もの静かでとても良い雰囲気。
参拝客や観光客も殆どいません(紅葉が名物なので、それ以外の時期は殆ど混雑はないみたい)
受付で鈴を鳴らして、拝観料を払って中へ。
お寺自体は、決して広いものではないです。お座敷から枯山水のお庭など…こじんまりとしています。
ざっとお庭の景色を堪能したあとは、いよいよこのお寺のメイン…へ。
まんまるの窓と、四角の窓。これが「源光庵」の有名な「悟りの窓/迷いの窓」です。

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まあるい窓は「大宇宙と禅の精神」を表現しているのだそうです。
そして四角の窓は「人の生涯」。生老病死で四苦八苦するというのを表現しているんだそうで。
紅葉になると、それぞれの窓からそりゃあ綺麗な景色が望めるのですが…せっかく静かなここも、その頃は騒がしくなって「悟りの窓」を見て悟ることもままならないとか(苦笑)。
初夏とかの鮮やかな緑や、冬みたいに落ち着いた景色を望むのも、なかなか綺麗だと思いますよ。
本当にこの円を見ていると、それだけで心が安まって静かになる…。
静かに眺められる冬に来て良かった…!
バス停で一緒に降りた一人旅の叔母さまとも、窓を眺めてしみじみ溜息をついたりしていました。

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ところで。
そんな穏やかな景色とは裏腹に…このお寺、天井を見上げるとスゴイものがあります…。
古い木の天井には、くっきりとした足跡や手形があちこちに…。
コレ、実は血天井なんです。
関ヶ原の合戦の前哨戦とも言える伏見城の戦いで、家康の家臣である鳥居元忠が、石田三成軍に攻め込まれて玉砕した伏見城の床板なんです…。
なので、この手の形も足の形も、その時の惨劇で着いた血の跡…。
血の色は褪せて黒ずんでいますけれど、形はしっかりと残っているだけに…リアル…。
本堂にはちゃんと鳥居元忠の慰霊の祭壇が作られて、ちゃんと葬られてます。
お寺の中はすべてカメラOKですが、これはとてもレンズを向けられなかったな…。
もちろん最後には、元忠の慰霊に手を合わせて来ました。

出掛けた時間が割とゆっくりだったので、この辺りにいくつかお寺もあるのですが、今回はここだけで散策終了。
バスの本数は少なくても、割と時間が掛からず来られる場所と分かったので、辺りを見るのはいずれまた…ということで。
何となく、時間を無視してぼーっと窓を眺めていたい気持ちもありましたが、後ろ髪引かれつつもお寺を後にしました。
めぐさん
Posted byめぐさん