Article page

by

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
めぐさん
Posted byめぐさん
by
  • Comment:1

Ccy3K0DUAAA9IiT.jpg
京都、東本願寺近くにある鴨川食堂は、元刑事の父とその娘が二人で切り盛りしている小さな食堂。
地元の人たちが足繁く通う反面、時折いちげんさんが迷いつつこの店にたどり着く。
この店の、もうひとつの顔。「鴨川探偵事務所」を目指して。

つい先日まで、NHKのBSプレミアムでドラマが放送されていました。
番宣を見て面白そうだなと思い、毎週録画して見ていたんですが…これがホントに予想以上に良いドラマで。
探偵事務所というと、何だかミステリーや推理ドラマや刑事ドラマを思い浮かべるじゃないですか。
でも、この鴨川探偵事務所は人を捜すわけじゃなく、事件を追いかけて解決するわけでもない。
探すのは、その人の思い出の味。
子どもの頃味わった懐かしい味を、もう一度食べてみたい。
諸々の理由で、依頼者はこの探偵事務所を訪れます。
娘のこいしが依頼者から料理の味やイメージ、思い出話を聞き出して、それを料理人であり元刑事の父・流が推理を働かせて依頼者の前で再現し食べてもらう。

忙しかった母が小さい頃に作ってくれた、チャーハン。
仕事で疲れて帰って来た自分に、亡き妻が作ってくれた鍋焼きうどん。
小さい頃に、父が毎日毎日作ってくれたのり弁。
依頼するメニューは、どこにでもある誰でも食べたことのあるようなものばかり。
でも、みんなそれぞれ違いがある。
ちょっと酸味があった。苦みがあった。赤いものが混ぜ込んであった…etc。
その人にしか分からない特徴を手がかりに、縁の場所を訪ね聞き込みを繰り返し、やがて依頼者が思い描いた味が再現される。
すると、その過程で色々なことが分かって来る。
一見簡単で普通の献立だけど、作ってくれたその人がどんなに心を込めて、それらを作ってくれていたのか。
どこにでもある料理だけど、その味は唯一無二。
確かにそうですよね。自分で作れるようなものほど、その人の個性が出て来ます。
カレーやチャーハンにしても、好みの具が違えば別物になりますし、同じ味にはならない。
食べる人のことを考えて、目に見えない心配りやこだわりを詰め込んで作られている。
それを知ることで閉ざされていた心の何かが開き、ある依頼者は両親との確執が溶け、ある依頼者は亡き人との過去を封印して新しい生活を始める。
思い出の味の再現は、いわばリセット食でしょうかね。
一度振り返って、気持ちを整理して一歩踏み出すための。

とても優しくて、ほっこりするお話ばかり。
食堂で出されるお料理は依頼者のメニューの他にも、本格的な小鉢やおばんざいのような家庭的なものまで色々出てきます。どれもこれも美味しそう…v
グルメ小説(ドラマ)と思ってしまいそうですが、料理をメインにした人情物語です。
日曜の午後10時。休日最後の夜に見るにはぴったりの、ゆったり心あたたまるドラマでした。
どうしても視聴者の意識が大河や朝ドラに席巻されてしまう中、派手さはないかもしれませんが良作でした。
そういうわけで、原作本も買ってしまいました。
ドラマ化本をすぐに買うって滅多にやらないんですが(あまのじゃくだからw)、他の話も読んでみたかったし、何よりドラマが終わってしまって寂しかったので(笑)。
もう一冊、最近発売された文庫書き下ろしがあるのですけど、ここの書店になかったんで後で購入予定。
映像化していない作品はまだ数本あるから、あと1クールくらい出来そうな気がするんですけど…。
どうかなー、是非お願いしたいです。
めぐさん
Posted byめぐさん

Comments - 1

めぐ  
03/09 23:30の方へ

こんばんわ〜。
「鴨川食堂」、毎回終わったあとでホッとする良いドラマでした〜。
最近は朝ドラも名作ぞろいですが、こちらも小粒ですが名作だったと思います♪
原作は1話が2〜30P程度の短編になっているので、短時間でも読みやすかったです。
ドラマとは少し脚色の違いがありますが、優しいお話と美味しそうな料理は変わりませんv
原作もドラマもおすすめです〜(^^)

2016/03/12 (Sat) 23:14 | EDIT | REPLY |   

Leave a reply

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。